昭和歌謡大全集(きょうはかなり古い)

うおおお、すごいのを見つけたよ。な、なんと

  小川知子のPV

あったんだ、この時代にPVがあったんだ。そりゃあるか。でもDVDはもちろん、家庭用のビデオさえ無い時代だったからPVが流通することはなかっただろうな。まずは見てよ。

ブログ上では再生できないので、クリックしてY○uTubeに飛んでから見てね。

  モノクロだよ...

そうか、カラーテレビが普及する前だったのね。でもかわいいじゃないか、小川知子。そもそも今の時代だとこういう人や歌をカテゴライズすることができないだろ。J-POPって感じじゃないし、かといって演歌でもない。小川知子と言えば「初恋の人」あるいはデビュー曲の「ゆうべの秘密」。ちょっと渋い線で「銀色の雨」が思い浮かぶと思うのだが、この「あなたと生きる」もなかなかの名曲なんだよね。3番のサビの歌詞、

  ♪どんな不幸も怖くない 強いあなたがいっしょなら♪

なんか泣かせるじゃないか。こんな発想は浮ついた平成のJ-POPではぜったいに出てこないだろ。昭和40年代の日本はまだけっこう貧乏だったし、危険もいっぱいだったから不幸がいたるところに落とし穴を掘って待ってたんだよ。いいよ、小川知子。ああ、くやしいよ。私はこの時代に大人だったらぜったいに小川知子のファンサイトを立ち上げてたんだが*1小川知子に娘はいないのか。デビューしてたら応援するぞ*2
もう一個すごいのを見つけたよ。私の家に梓みちよの「こんにちは赤ちゃん」のレコードがあったんだよね。真ん中に500円玉くらいの穴が空いてるやつ。実はこの曲はB面で、こっちが大ヒットしたんだけど、A面が田辺靖雄とのデュエット「いつもの小道で」。さすがA面になるだけあって、小品ながらなかなかいい歌なのだが、それもY○uTubeにあったんだよね。それだけならびっくりするほどのことはないんだけど、この曲をヘッドフォンで聴いてみてくれたまえ。びっくりするよ。

たぶん、ステレオが出始めたころだったんでその特性を極限まで生かした曲にしたんだね。だめだろ、二人の声が離れすぎて混ざってないよ。歌詞カード、「デート」じゃなくて「デイト」なのね

*1:その時代はインターネットもねえし、そもそもPCがねえだろうよ

*2:また二世タレント