初恋・夏の記憶5(最終回)

もうここまで来たら、渋谷での上映の最終日に行きたいではないか。だが午前だけの半休とはいえ、2週連続で取るのは気が引ける。

  すまぬ、今週も半休を取らせてくれ。その代わりもうお盆休みまで有給は取らん。病気にもならん

いつものように二人とも大爆笑。もう私の存在自体がギャグになっている。
北川景子は映画公開に合わせて怒濤のメディアラッシュになるが、華子様はなし。マイナーな雑誌1誌と新聞が3回。しかも新聞については事務所側からの告知はなし。朝日新聞については以前に書いたとおりだが、もうひとつの東スポについては知ったのが掲載後だったので完全に見逃したよ。ところがこの東スポの記事、映画館のロビーに貼ってあるではないか。コピーさせてくださいと映画館の人に頼む度胸はないので、デジカメの解像度を最大にして撮影してきたよ。前半は映画の話。原作とぜんぜん違うとか、主人公についての思いとか。自分と主人公はまったく違う性格だという話になって

  一昨年の夏にほとんどのシーンを山梨県でロケして、1ヶ月くらい現地のホテルに宿泊したんです。

  毎朝、ホテルの部屋の窓を開けると雄大な自然と富士山が見えたんですけど、

そうか、撮影で疲れて帰ってきても、朝に目が覚めると窓から富士山が見える。なによりの贅沢ではないか。これならさすがの華子様でも「よし!きょうもがんばるっ!」と思ったはずだ。

  毎朝、ホテルの部屋の窓を開けると雄大な自然と富士山が見えたんですけど、

  だからといって特にテンションが上がることもなく、淡々と撮影に臨んでいました

上がらなかったんだ。わざわざそういう部屋を取ってくれたスタッフの心遣いはまったく無駄だったんだ。そうだよな、富士山を見てテンションが上がるなど下々の庶民の発想。大金持ちの華子様は富士山くらいでテンションなんか上がらない。だって、

  富士山なんかいつでも買える

インタビューはここからどんどん映画の話とずれて行く。

  そのくらい普段の私は地味だし、人見知りも激しくて初対面の人とはしゃべりません

そうなのだ、華子様が派手なのはお金の使い方とビールの飲み方だけで、性格はいたって地味なのだ。初対面の人とはしゃべりませんって、握手会が盛り上がらないわけだよ。去年は写真集発売のイベントのあと、DVD、カレンダーとイベントのチャンスはあったのに開催されなかったもんな。事務所側の再三の説得にもかかわらず「1回やれば十分でしょ!(怒)」と首を縦に振らなかった様子が目に見えるようだ。それとも写真集の売れ行きのあまりの悪さに福屋書店から苦情が来て、事務所がビビってしまったとか。あの写真集、華子様ファンならずとも、Aカップマニアには垂涎の作品に仕上がっているのだがなあ。もう四つん這いになろうが腕で寄せて上げようがまったく変化なし*1。写真集やDVDを出されるたびに胸が無くなっていくのが泣けて泣けて...

  もしも芸能界で「しゃべらない選手権」を開催したら絶対に優勝できる自信があります

うん、これはまちがいなく優勝だよ。だって、ほかの芸能人は、ここで存在感を示してつぎの仕事につなげようという向上心とか、番組なり映画の宣伝をしなくっちゃという義務感とか、たくさん映ってファンに喜んでもらおうという責任感がある。

  仕事の現場ではよく「何を真剣に考えているの」って聞かれるんですけど

  実はただボーッとしてるだけなんです

華子様、年に数回しかないインタビューでこんなことを言ってはいけません。大女優のお母様がこの記事を読んだらどんなにお嘆きになるか。お母様は朝起きてきたら家政婦に「華子ちゃんが出ている新聞を買ってきて」と言ったはずです。「奥様、何新聞でしょう?」「知らないわよ!駅で売ってる新聞をぜんぶ買ってくればいいでしょ」とか。

  だから最高のテンションで臨まなくてはいけないバラエティー番組は苦手。

  緊張しちゃって、前の晩から眠れません

華子様、まだ女優のお仕事もそんなにないのに、こんなことを言ってたらわれわれファンは華子様を目にする機会がますます減ってしまいます。たったこれだけの記事でこんなに突っ込みどころがある華子様。しかも本人はまったくウケを狙ってなくて、いたって真面目なのが怖い。
ikidomariさん、夜行バスに乗って青森から。いいのか、そんなことをして。華子様にもB級映画にも興味のない人がこの映画を観たらどういう感想を抱くのか。大いなる実験が始まる。だが、失敗したときの代償が大きすぎる。
きょうは最終日ということもあって、平日にもかかわらず10人くらいの観客。女性も3人ほどいる。健太君のファンかな。きょうの発見。

  ・華子様の家へ自転車で夜道を急ぐ少年は満面の笑み

  ・あの手紙はなにが書いてあったのか?

  ・ぶどうの木の下での二人の会話、いいシーンなんだけど画面が暗すぎ

  ・車の中で少年の父親の胸に泣き崩れる華子様。タンクトップの脇の下にチラットみえるブラジャーがセクシー

  ・華子様が少年の父親を誘惑するのは継母への当てつけだと思ったんだけど違うの?

  ・医者の息子、なんど見ても変なやつ

  ・華子様、この当時はBカップ

こんなとこかな。DVDが出たらまた感想を書くね*2。映画が終わってさっそくikidomariさんに感想を聞く。

  いい映画でしたね〜。3回も泣いちゃいました...

  M14さんのレポに書いてなかったから、こんなに悲劇的な映画だと思いませんでした

1回はわかるが、あとの2回の泣き所がよくわからない。でもそれは聞くのが野暮というものだろう。ほら、これはやっぱり華子様ファンじゃない人が見てもいい映画なんだよ。ただ、私のブログを毎回読んでいれば深層意識のレベルにおいて華子様に過敏に反応するように洗脳されているという点は差し引かなければならない。面白い映画はあるし、有名なタレントがたくさん出る映画もあるが、いい映画は少ない。華子様、もうとっくに忘れているでしょうが、ワインを飲むときだけでけっこうですから「初恋・夏の記憶」に出演なさったことを思い出してください。
せっかく青森から出てきたので昼飯を食いながらお話をしたかったのだが、私は13時までに会社に戻らなければならない。駅までいっしょに歩きながら、「最近の北川景子小松彩夏のブログはネタにしにくい」「沢井美優のサービス精神は立派だが、作りすぎていてブログのネタにしにくい」「この1年、華子様ネタがなかったらブログの存続が危うかった」などを話す。話すって、ぜんぶ私の愚痴だが。わざわざ青森から出てきてこんなことを聞かされるikidomariさんの人生って...

*1:だからそれがニッチすぎるのだろう

*2:まだ書くのかよ。もう台本より長くなってないか?