多岐川華子「華子様に会いに行こう」(その5)

映画が終わっていよい舞台挨拶だ。MCである劇団の俳優が華子様、山田イ建太、監督を呼び出す。この順番に並んだので、華子様は私のほぼ真正面、3〜4mの至近距離。う、美しい...去年の夏にお目にかかったときより輝きが増している。やはり、メソドルでАКВ小とキスをしまくったのが良かったのだな*1。握手会のころは金髪に近い茶髪だったのが、金田一にご出演のために黒髪にしてから、ダークなブラウンにされているのもいい。今回の距離もちょうど良い。絵画と同じで、近ければいいというものではない。私は華子様と握手をしたいとか会話がしたいという希望はないので、数十cmの至近距離で見るより、このくらいの距離から私の視界に華子様の全身が入るのがいい。
ブログには前日の夜からドラマのご撮影と書いてあったのでほとんど寝てらっしゃらないはずだが、思ったより観客が多かったためか大変ご機嫌が良いご様子。おおぜいの観客を前にしてもリラックスされているように見受けられる。おそらくファンなど眼中にない華子様、観客がどれだけいても緊張はしないのだろう。バラエティ番組は自分より先輩のタレントがいるからいつも緊張なさるのだと思う。
インタビュー開始。

  MC「主役が決まったときはどう思いましたか?」

  華子「オーディションで選ばれたんですけど、私でいいのかな、信じられない、って思いました」

聞かれてもいないオーディションの話をする点について、監督のブログにこう書いてある。

  華子ちゃんはオ−ディションで主役に選ばれた感激を述べた。(中略)

  当たり前のように思えるが、実は若い俳優でこれだけの謙虚さと正直さを持った者は稀だ。

  主役はオーディションの結果ではなく、製作サイドに口説かれたから受けたというポーズをとる者が殆ど。

うんうん。だが、華子様は謙虚さと正直さを持っているというより、欲がないから見栄を張らないだけなのだが。あとは初恋の話とかこれからの仕事の話とか、かなり短かった。もっと撮影の裏話を聞きたかったのだが。あっと言う間に舞台挨拶が終わり、悲惨なフォトセッションの後、拍手に送られて退場。もともと舞台挨拶目当てで来たのだが、映画が思ったより良い出来で大満足。
1階に上がる階段の前で、山田イ建太ら関係者がお見送り。だが、

  華子様だけ不参加...○| ̄L...

きっと「多岐川さん、お客様をお見送りしましょう」「え〜なにそれ〜。意味わかんな〜い。聞いてないし〜」というやりとりがあったんだろうな。でもいいのだ。それでこそ華子様。入り口に立って一人一人にありがとうございましたと頭を下げるのなど華子様らしくない。それは私が好きな華子様ではない。裏口からさっさとタクシーに乗り込むか、控え室で「ああ、かったり〜」と缶ビールをグビグビ飲んでいて欲しい。
華子様、きょうはありがとうございました。これでまたしばらくは、私は狂気のような現代を生きていけます*2。またどこかでお目にかかれるまで、私はセーラー戦士の合間に華子様の語り部となって、華子様の魅力を、華子様の生き様を全国に伝えていきます*3。そして華子様が我々下々の者にもったいなくもお示しになっている「欲さえ捨てれば人生は楽になる」の哲学を世の悩める人々に伝えていきます*4。さらに自分の親を大切にすることの尊さ*5、お金などに囚われない日常の清々しさ*6も、私は華子様にとってのマタイとなって伝道していきます。ところで華子様を再びスクリーンで見られる日はあるのか?
(つづく)
次回が最終回。このブログの読者に華子様ファンはいないように思うが、このシリーズは読み物として成立していますか?

*1:なんで

*2:おまえがいちばんの狂気だけどな

*3:すでに後半は誤った華子様像を伝えてるでしょ。たぶんドラマの撮影に向かっただけだと思うが

*4:それはおまえの勝手な解釈

*5:二世タレントだからね

*6:もともと大金持ちだからね