3月21日土曜日、きょうは勝負の日だ。来週に行なわれる舞台挨拶の席の予約がきょうの11時に始まる。そもそもどのくらい前に行って並べばいいのか見当がつかん。とりあえず1時間前の10時を目指して9時に家を出る。「会社に行くよ」と行って家を出るので、早ければ早いほど怪しまれない。
もうこの映画館に来るの4回目だよ。まだ1回も映画を見てないのに。ほんと、きょうまで長かったなあ。振り返ってみれば
・舞台挨拶の1週間前から席の予約が開始
・その4、5日前に映画館のサイトにお知らせ
なんだけど、事務所側からの告知がいまだに無い状態なんで不安で不安で。2週間くらい前に映画館に電話したらもう始まってると言われてわざわざ半休を取って渋谷に行ったら「まだです」。でもね、私は身体が丈夫だから、当日になって病気で会社を休むということが皆無なんだよ。だから、同じ部のメンバーに
あっち方面の急用ができたんで明日は午前休を取るよ
と言えばけっこう許してもらえるのさ。苦笑と嘲笑付きだけど。その副作用で、ほんとうに家の用事で早めに帰るときでも「きょうは何のイベントなんですか」「きょうは何が発売されるんですか」と言われるんだけど。若い人に言っておくけど、やっぱ趣味の道を極めるには
１．健康−病気で有給を使わない
２．仕事−趣味を優先にしながらも仕事は人並み以上にやる
３．諦念−出世、昇給、社内の評判はあきらめる
４．開示−差し障りのない範囲までは回りにカミングアウトをしておく
だな。１から３をしないで４をやると「ダメな人」と思われるけど、１から３をやった上で少しずつカミングアウトをすれば「変な人」にとどまることができる*1。
その変な人は10時に渋谷シアターTSUTAYAに着いたよ。おお、若い女の子が10人くらい並んでいるじゃないか。よかったなあ華子様。私の予想どおりメソドルでいい役をやったんでАКВ四十八のファンが大量に華子様のファンになったんだ。うれしいじゃないか。同性のファンが多いのがメジャーアイドルの条件だよね。念のために窓口で聞いてみたら「あそこに並んでください」って、指を指す方向が違うよ。キャピキャピした女の子の列と違う方を指してるよ。エイントランスの隅っこ、あまりに暗いので影と同化して目に入らなかった人たちがいたよ。30代後半の男性と、前半の男性が2人。これでも華子様のファンの中では若年層を形成している人たちなんだが*2。最後尾に付く。と言っても3人目なんだけど。
しばらくしたらでかい声の50代後半のオヤジが来て、華子様の映画のことでなんか言ってる。このオヤジは映画が見たいらしい。かと言って来週の席を取るために並ぶのはめんどくさいと。
「じゃあ、2回目なら席を取らなくても見られるんでしょ。2回目はいつやんの？」
「決まってません」
てっきり28日が封切りで1、2週間は上映するのかと思ったら、いま決まってるのは28日だけなのかよ。（3/22追記 いま調べたら少なくとも4/3まではモーニングショーが継続します。でも平日の朝の10時って）うう、華子様、初めての主演作品なのに。いや、そういう映画だから主演女優になれたのか。もう沢井美優の映画と変わらないじゃないか。映画といい、NHK教育といい、なぜか感じる沢井美優とのシンクロニティ。大女優のお母様とシンクロして欲しいのに、沢井美優とシンクロしてどうしますか。でも、ほとんど街中と室内で撮影したホラー映画と違って、今回の映画はオールロケ。しかも共演者はそこそこの俳優を使っているのに、これで採算が合うのか？完成した作品を見たら主役が主役だけに思ったよりクオリティが低くて上映してもらえないとか。とすると、28日の客の入りは重要じゃないか。早く来てくれよ私のうしろ！
あんまり暇なんで前の人に話しかける。でもぜんぜん話がはずまないで挫折．．．○｜￣L．．．10時30分ごろにやっと1人追加。10時45分ごろ、前の人に「もう増えないから受付を始めてくれないですかねえ」と言ったら「11時までは無理でしょう。あの子たち（隣の若い女の子の列）は12時開始の映画をいまから待ってるんですよ」そうなんだ。君たち、華子様の映画も見ようよ。いまなら前の席が取れるよ。
10時50分、あと10分を残して受け付けが始まる。座席表を見たらスクリーンに向かって右半分が塗りつぶされている。なんだよ、右半分はネット予約用の席か。ならネットで十分だったじゃないか。最前列も塗りつぶされているので、前から2列目の中央に席を取った。けっして大きくない映画館だが、これが埋まる状態を想像できない。う〜ん、まずいぞまずいぞ。とりあえず酸味蛆喰無礼にメールをしてみたよ。舞台挨拶があることを華子様の情報に載せてくださいと*3。ついでに「趣味の園芸」もNHK側から発表になっているので載せてくださいと頼んだ。なにやってんだかオレ
