中編って...おまえさん、ちょいとお疲れ気味なので刻んでいくよ*1 *2。この雑誌、制作側にとっていちばん大切なのは広告料を取っている「全国呉服店リスト」。私にとっては「親子で迎える成人式」。ファッション誌としては「テイスト別最新着物Collection」だろう。「コレクション」と書かずに「Collection」と書くところにあざとさを感じずにはいられないがファッション誌とはそういうものだ。中身はもっとあざといぞ。ページに英語でなにか書いてある。
Sweet Classic
Cool Modern
こらこら、着物なんだから漢字で書けよ。
可憐・・・Sweet Classic
荘厳・・・Cool Modern
とか。ちょっと違うか。だが、この「荘厳」こそ洋服のファッション誌にはなかなか登場しないキーワードではないだろうか。それぞれの着物のキャッチコピーがすごいぞ。
粋な女性を体現するのは漆黒の着物に映える深紅の花びら
圧倒的な存在感を放つ大輪のバラが秘めた強さを物語る
凛とした美しさを放つシックな色合いのモダン振袖
碧い海を思わせる鮮やかな色彩 水面に浮かぶ花々が華やぎを添える
まるで夜空に打ち上げられた花火のよう 黒地を明るく照らす花模様
どうせなら七五調のコピーにすればいいのに。だがあまりに時代調は若い女性が敬遠するか。って、こんなとこまで読まないか。つぎの「着物って、だからいい!」もなかなか示唆に富んでいる。
華やかなシーンにも着ていける
三代着られる
注目される
冬は暖かい
汗をかきにくい
ウエストが細くなる
体型を隠す
下の二つはなかなか魅力的な提案だ
(オチがないまま後編につづく)