「僕の彼女はサイポーグ」レポ

会社の帰りにレイトショーを見てきたよ。少林少女を観に行ったときに予告編をやってて気になってたんだよね。なにが気になってたかというと、あそこからどうやってひねるのか。小説なり映画なり、よくできたストーリーというのはこちらの予想をいかに裏切るか、あるいは方向性としては予想どおりの展開なんだけど、その仕掛けなりスケールなりが予想のはるかに上を行く、そこがフィクションの醍醐味だよね。その点、少林少女は意表を突く展開だったよ。意表の突き方が、そこまでの展開なり設定を無意味にする負のベクトルを持つ暗黒の破壊力を持った恐ろしいストーリーだったが。
「僕の彼女はサイポーグ」というタイトルだけで想像がつくストーリーがあるでしょ。たとえば「もてない主人公の元に未来からサイボーグ*1が来る。脅威の身体能力で主人公を助けるが、人間らしい感情が無い。主人公は彼女に恋をするが、一方通行の片思い。いらだちのあまり彼女を遠ざける。そこに主人公のピンチが訪れて彼女が助けに来る。だが、そのときのダメージで彼女は二度と動かなくなり別れが来る」とかね。でも、こんなの誰でも考えつくストーリーだし、相手はプロの映画職人なんだから、もっとすごい展開があるよね。

  そのまんまだよ。それだけのストーリーだよ

テレビや映画館で予告編を見た人いるでしょ。あれ以上の話が無いのよ。もう観ている途中で

  お、おれは予言者か?前世でこの映画を観たことがあるのか?

と何度も思ったよ。でも最後の5分間は時間旅行の定石のひねりが入っていた。物語が入れ子構造になっていて、力業のハッピーエンド。いずれにしても、綾瀬はるかが好きな人は観に行こう*2。私が最近観た邦画は北川景子が出演するものばかりで、先日の映画も柴咲コウだったので

  綾瀬はるかは胸がすごく大きい

が新鮮な驚きだったよ*3
ところで、danteさんが道でばったり沢井美優に会ったそうだ。そこで沢井美優にいきなり「結婚するので今度のイベントに行けません」と詫びを入れたそうだ。なんて律儀な人。って、こんなことを謝られても沢井美優も困るよね。「あなた誰?」いずれにしてもdanteさん、ご結婚おめでとう。これからもイベント参加と神のレポをお願い

*1:SFの定義に従えばサイボーグではなくてアンドロイドだが

*2:いつもそれだな

*3:どんな感想だよ