昭和歌謡大全集

今日の歌は

  浅香唯「セシル」

Y○uTubeにいくつもアップされてる中で、これがいちばん良かったのでリンクを貼ってみた。これってほんとに著作権的に大丈夫なの。べつにリンクが無くても私のブログには影響ないから削除してもいいんだけど。
このセシルが1988年でオリコンの最高が1位で23万枚。その4年後の1992年の作品がオリコン42位で1.3枚だから、まさに昭和最後のアイドルと言って良いのではないだろうか。例によって、この「セシル」もCDで聞いただけで、歌っているところを見たのは先週が初めてだったよ*1。アイドルが歌に付ける「振り」は以前に紹介した麻丘めぐみあたりから始まって、この浅香唯あたりで円熟期を迎えるのではないだろうか。これ以降の平成アイドルは、とくに振りがなくて歌に合わせて身体をスイングさせるか、ハ□プ□のようにダンスをする。では振りとダンスとどう違うかというと、手足をどんなに動かしても、身体の中心軸の平行移動を伴わないのが振りだと思う。別の言い方をすればハンドマイクかレシーバーが無いと歌えないのがダンス、スタンドマイクでもできるのが振り。昭和アイドルはデパートの屋上や遊園地の野外ステージ、ヘルスセンターや村祭りなどステージを選ばないのだ*2
麻丘めぐみの振りはいかにも取って付けたような振りで、そこがまたかわいいのだけど、浅香唯のような昭和最後のアイドルともなると流れるような自然な動き。麻丘めぐみを「線の動き」とすれば、浅香唯は「円の動き」だ*3。とくに♪人は大人になるほど弱くなるよね〜♪以降のサビの部分は強力だ。伏せ目がちに♪きっと自信をなくして迷ってしまう〜♪と言われたらおじさんは、おじさんは、おじさんは・・・*4。またサビに入ると足を肩の幅に開いて仁王立ち、詩の切れ目でステップを踏んで重心移動。このパターンがひどく新鮮だ。ありがとう、Y○uTube、ありがとう、アップしてくれた人。
いま調べたら来年で40歳なのか。たまにテレビで見るといまでも可愛いけどな。出身校が明大中野。そうなのだ、正しい昭和アイドルは堀越学園明大中野を卒業しているのだ*5

*1:おまえは何なんだよ

*2:そういうことではないと思うぞ

*3:だったら何だよ

*4:バカ

*5:大学は日大芸術学部