日経エンタ増刊「Girls」レポのつづき。「都会的」と「落ち着いた」に北川景子をはじめ5人の女優がいることを思い出してね。
この5人をさらに分類すると
香○奈と沢尻のイマドキな切れ味に対し
現役女子大生として成績も優秀だと伝えられる北川は
知的で古風な一面を持ち
小西、松下の2人に共通する要素を秘める
小西○奈美はどうかと思うが、あとは異議なし。「成績優秀」という情報はこれが初めてかな。
今まではモデル性の高さから
クールな役柄を演じることが多かった。
だから実際に彼女に会ったマスコミ関係者は
落ち着いた雰囲気と知性を感じさせる受け答えに
意外な印象を受けることが多いという
この文章、論理の展開が変だよね。最後の行から逆に追っていくと
意外な印象を受けることが多いという
↓なにに?
落ち着いた雰囲気と知性を感じさせる受け答え
↓なぜ?
(落ち着いて知性があるように見えない)
文章の前段でかっこの中のようなことが語られていないと、最後の行の「意外な印象」につながらないのだ。ところが2行目で「クールな役柄」が出てくる。もちろん「クール=知性的」とは限らないけど、少なくとも「クール=バカ」ではない。すると「意外な」が生きてこないわけだ。筆者が言いたいのは「モデル出身なだけに美貌だけの人かと思うと、どうしてどうして、なかなか知的な人だ」ということだと思う。最初の2行は、後の3行ではなく、私がまだ転載してないLet'sのCMやモップガールに言及している段落の前振りであろう。まったく推敲をしてないな日経エンタ編集部。
メディアでの見せ方に変化が見られるようになった最初の出演作は
春に放送された「Let's」のCM。ここでの彼女はナチュラルなメイクと
ファッションで登場した。このCMが新展開の予告編であったかのように
10月に公開された映画「サウスバウンド」、同月スタートした
連ドラ初主演作品「モップガール」も控えめで等身大な女性だった
これも言いたいことはわかる。だがここも変だよライター君。君らが無視をしているセーラーマーズを除いたら、北川景子はクールな役ばかりやっているわけではないのだ。間宮兄弟はぶっ飛んだ女性の役だったし、チェリーパイも「優しくて優柔不断」な等身大の女性だ。それにサウスバウンドのすぐ後に公開された「ヒートアイランド」ではぜんぜん等身大でない女性役を演じている。ここはモップガールをゴールにして、そこに到る道筋としていままでと違う役に挑戦して行ったくらいにした方が説得力があると思う。
これらの役によって視聴者の北川に対する印象は大きく変わったはずだ。
これまでの派手なタイプの役を演じている彼女は「モデル」の
イメージの域を出なかったが、等身大の役を好演したことで
「女優」のイメージを深めた
08年は今以上に女優・北川景子の才能と魅力が開花することが
予想される