北川景子「大女優への道」−モップガール−

来週が最終回なんてまったく惜しい。この3ヶ月、毎週金曜日がほんとうに楽しみだったなあ。よかった、よかったね、北川景子。いいドラマの主役になれて。愛撫先や長触まさみが低視聴率であえいでいるのに深夜枠で平均10%。彼女に関する記事を読むとどれも「主演のドラマが高視聴率で好評」となっている。私としては、このドラマはつぎの理由で実に安心してみられるのだ。
【主人公のラブストーリーが無い】ドラマのテーマは別のところにあるのに、とってつけたように主人公の恋愛が物語にからんでくるのが多い。多すぎる。視聴者は制作サイドが思ってるほどラブストーリーが好きではないぞ。いや、脚本の中身が薄いから恋愛で水増ししないと間が持たないのか。このドラマはまったくその気配なし。北川景子は谷原になんら恋愛感情は持たず、友人や同僚も桃子への友情と言うよりおバカな桃子への同情から世話をする。
【登場人物が真面目すぎず、ふざけすぎず】登場人物がそろいもそろって真面目すぎるのは見ていて疲れる。かと言ってふざけすぎるのもイライラする。このドラマの登場人物は全員がふざけているようで、いたって真面目。ただ全員がとてつもなくおバカなのだ。
制作サイドとしても北川景子を主役にしたのは正解だったのではないかな。「壊れている美人」を北川景子は実にうまく演じてくれていると思っているだろう。でもね、あれは

     北川景子の素

なのだよ