「ようこそ!うさぎちゃんリターンズ」−実写版・FinalAct−(後編)

本当は前後編の2回で終わらせるはずだったのだが、どうしても書きたいことがあって、かといってそれの表現方法がわからなくて、我ながら冗長だと思いながらも翌日に回してしまった。せっかくなので生の沢井美優を至近距離で見た感想を書いておきたい。これはテレビではぜったいにわからない。また今回の舞台でも中世風の衣装かうさぎの着ぐるみなのでボディーラインがわからない。出待ちのときに私服の沢井美優を見て初めてわかったことである。一言で書くと

     沢井美優は完璧なプロポーションである

こう書くと、ほとんどの人が「?」と思うだろう。日本語で「良いプロポーション」と言えば、身体のスリーサイズ、それもバストとウェストの差、ヒップとウェストの差が大きいグラマーな人か、またはひたすらスリムなモデル体型であろう。だが、私が言っているプロポーションとはそのままの意味、つまり「proportion=比率」だ。
身長に対する頭の大きさ、頭の大きさに対する首の長さと太さ、上半身の長さに対する肩幅・腕の長さと太さ・ウェスト、下半身の長さに対する腰回り・足の長さと太さ。これらの「比率」が実に美しいのだ。昨年の暮れに安座間美優を見たときはとにかく細かった。沢井美優も細いのだが、ただ細いだけでなく、絵画や写真で三角形の構図が安定するように、黄金分割の図形が目に心地良いように、身体全体のあらゆるパーツの大きさと配置がきれいなのだ。躍動感あふれる健康美というのだろうか。私服の沢井美優を初めて見たときの私の印象をどう表現するか考えるのに丸1日かかった。それは神の姿を模した古代ギリシャの彫刻。あるいは、サバンナを疾走する野生の動物。そんな表現しか思いつかないが。
私のように

     動けばいいよ、動けば

と神がやっつけ仕事で作った肉体の対極に、沢井美優のような美しいフォルムでありながら、決して動物としての機能性を失ってない肉体が存在するのだ。神々しい物を見た、なにかひどく得をした。そんなことを感じた2007年の夏であった。
じゃ、そゆことで、でわでわε===(ノ´∀`)ノ