シリーズ・道ばたで拾ったら読んでみたい本「へんないきもの」

今日から始まる新しいシリーズ『道ばたで拾ったら読んでみたい本』。前から気になっているのだが、かといって買う気がしない本。それでも本屋にあるとついつい目が行ってしまう。では立ち読みをすればいいじゃないかと思うだろうが、あるとき無性に読みたくなるかもしれない。そのときのために立ち読みをしたくない。そんな本を紹介するシリーズである。記念すべき第1回は「へんないきもの」。たしか2冊が出版されている。どうみても白亜紀に生息した生物か、別の天体の生物としか思えないのだが、ちゃんとこの地球上にいまも存在している生物を紹介している本らしい。この帯に出ているイラストだけでかなりキテいる。気になるのは私だけはないようで、我慢の限界に達して買ってしまった人が

     シリーズ40万部!

これだけ興味津々ながら私がなぜ買わないかというとぜんぶイラストなのだよ。せめてカラー写真を載せてくれればすぐに買うのだが、紹介されているすべての動物(なのかさえわからないが)がすべて白黒のイラスト。このイラストが写実に徹しながらもなかなか良い味を出しているので、そこが売り物なのだろう。そうでなければ40万部も売れない。逆にカラー写真だったら気持ち悪いか。それともまだ生きている状態で捕捉ができていないとか。遠くから見ると想像上の生物かと思ってしまうので、帯に大きな字で

     どっこいオイラは生きている

と書いてある。写真の本はシリーズ2作目で、1作目の帯は

     なんだおまえらは

だと思った。おそらく学術的にも価値の高い本だと思うのでこのくらいでやめとけばいいのに、帯の背中の部分が

     リンダ困っちゃう

これがこの本を一気にイロモノにしてしまっている。