実写版美少女戦士セーラームーンとは原作の少女マンガに東映スーパー戦隊の枠組みを当てはめて再構築した物語である。
レッド・・・セーラームーン(元気でおっちょこちょいの主役)
ブルー・・・セーラーマーズ(冷静沈着なリーダー)
グリーン・・セーラージュピター(猪突猛進の戦闘員)
ピンク・・・セーラーマーキュリー(紅一点)
最近の色とキャラクターはこのとおりではないようだが古典的な例として出してみた。act16やact36の台本を見るとわかるとおり、戦いの場を仕切るのはセーラーマーズであり、物語の進行も火野レイの目を通して進んでいくことが多い。実写版においてセーラー戦士のリーダーは疑いなくセーラーマーズなのだ。セーラームーンではない。
残念ながらセーラーマーズが登場したact3の時点では北川景子は安座間美優とほとんど差がないハードボイルド演技。現在の北川景子の実力、せめてシリーズ終盤の演技力でこの回を演じたら、また監督が高○でなかったらact3〜4は別のイメージだったかも知れない。act4のこのシーン、亜美に「ひとりが恐い?」と聞かれて
「そうなのかな。友達とか家族とかいつかきっと壊れるし(ショボーン)」
と答える北川景子の台詞回しをもっと淡々とした、けれども断定的な言い方にするべきでないか。「そうかもね。友達とか家族とかいつかきっと壊れるだろ」と話すときの抑揚と言えばわかるか。またラストシーン、
「カラオケ抜きならいいけど」