検証・これが実写版の台本だ!−act40(その9)

いよいよ東京フレンドパーク、じゃなかった「新曲争奪!愛野美奈子VS新人マーズれい子バトル大会」の始まりだ。だが、台本をよく見て欲しい。

     美奈子チーム(うさぎ、まこと)、レイチーム(亜美、ルナ)に別れている

放送とは組み合わせが違う。だから、放送にあったまことの「いいなあ〜」というセリフもない。たしかにこれは自然だ。美奈子の大ファンであるうさぎとまことが美奈子チーム、それほどでもない亜美とルナがレイチーム。
だが、この組み合わせは2つの点で問題がある。美奈子チームは負けなければならない。act40では美奈子は徹底的に火野レイの手のひらで踊らされなければならないのだ。だが、この組み合わせでレイチームが勝つのはどうにも不自然だ。
さらに、この4人でいちばん役に立たなそうなルナがどちらに入るかは大きな問題である。この対決は美奈子の方が必死だ。その負けられない美奈子側にどう考えても勝てそうもないうさぎとルナがついて、美奈子の絶望感をよそに二人は盛り上がっているこっけいさも出したい。
この組み合わせには小林靖子も迷いがあったようである。第2回戦の綱引き対決の台本で小林靖子はとんでもないまちがいを犯している。
(つづく)