間宮兄弟−ハリウッド女優北川景子が果たした役割−(前編)

会社のセラムン仲間であるN子さん、マスターと3人で新宿武蔵野館のレイトショーに行った。マスターはこのブログで初めて出てきた人物だが、実写版放映中に某中小企業の社長令嬢と結婚したことから、陽菜と地場衛の関係に重ね合わせマスターと呼ばれるようになった。「5人の中で誰が好き?」と聞かれて

     マスター「もちろん、まこちゃんですよ」

と胸を張って断言した漢である。私が日本で初めて現物を身近で見た安座間美優ファンである。N子さんが買っておいてくれた前売り券を出すと番号札を渡される。混雑を避けるために番号順に中に入れるらしい。だが、ドアの前で待っている人は30人もいないので劇場側の心配は杞憂に終わったようだ。せっかくなのでパンフレットを買う。かなりしっかりした作りで写真や読むところも多いのに600円。なんちゅう良心的な価格。
席についてしばし歓談。N子さんから、飼育中のうさぎのこと、球体関節人形は十数体になったこと、うさぎ模様の手ぬぐいを作ってネット通販を始めたがさっぱり売れないことなどを聞く。場内が暗くなって劇場の周りのマイナーな飲食店の宣伝、次回上映のマイナーな映画の予告編を見た後、いよいよ本編の始まりである。
面白い。これは北川景子ファンでなくてもお勧めの映画だ。随所に入れられたギャグも取って付けた感はなく本編の流れに馴染んでいる。私のツボは「ビクッ」。これだけ繰り返されると寝ているシーンが出てきただけで先に笑ってしまう。塚地や中島みゆきの芝居も、演じるのが「変な人」なので*1違和感なく溶け込んでいる。さて、前半を見終わっての北川景子に関する感想だが

     1.沢尻エリカとの「格の違い」を見せつけられた

     2.口元のハリウッド的演技がact4のころからまったく進歩していない

正直なところ「なっかり」した。だが、それが誤解であることを後半で気づく。
(つづく)

*1:この二人だけでなく登場人物全員が変な人なのだが