ミスタードーナツの飲み物はなぜ高いのか?(前編)

ミスド

     ドーナツは安いのに飲み物は高い

そう思ったことはないだろうか。ドーナツ100円の企業努力は立派である。もちろんハンバーガー100円のマックは立派だが、こっちは世界中から安い物を調達できる多国籍企業だ。それに比べてミスドダスキンが経営するチャキチャキの日本企業である*1。ドーナツに対する低価格化の努力に比べて飲み物はコーヒーが税込262円、カフェオレにいたっては294円だ。ドーナツ1個とコーヒーで300円を軽く突破しポイントカードをもらうことになる。今月のプレゼントは8枚でミスドキャニスター、10枚でマルチプレートセットだ。数に限りがあります。お早めにどうぞ。
ドーナツが安い分、飲み物で補うという作戦か?だが、食事として来店するマックに比べて、おやつのミスドはテイクアウトの比率が圧倒的に高いはずだ。飲み物を一緒に買っていく人を見たことがない。なにしろ飲み物をミスドで買う代わりにコンビニで買えば差額でドーナツがもう1個、物によっては2個買えるのだ。どうあってもコーヒーを買って帰りたいならマックで買えば100円、もう少しおいしいコーヒーが欲しいならドトールで買えば180円だ。
なぜだ?なぜミスドの飲み物は高い価格設定になっているのだ。その答えを思いついたのはドトールでコーヒーを飲んでいるときである。
(つづく)

*1:日本企業であることを強調するのに「チャキチャキ」は適切なのか