私だけが選ぶ名場面ベスト10+1(その2)

これから発表する順番はなんの順番でもない。強いて言えばact1から思い出しているので古い順番だ。前に戻ることもあり得る。なにしろこの時点で10個を選んでないのだ。まずは1番目。

     act1・・・セーラーV(チッチッチッ)

みのもんたが引っ込んで番組が始まる。最初は月野うさぎが寝坊して起きるシーンだと思った。まったく疑ってなかった。ところが、いきなりタキシード仮面だ。しかも泥棒。さらにセーラーV。おお、実写版はセーラーVをまともに描くのか。タキシード仮面との対決もまるで特撮番組のようではないか。特撮番組か。いったいどういう話になるのだ。と、期待で胸が爆発したアバン。しかも、このセーラーVは小松彩夏だ。あのグラビアアイドルの小松彩夏*1。というのは嘘で、私は彼女を知らない。CANDyなんて雑誌、このころは売ってることすら知らない。いや、ローティーン向けのファッション雑誌というカテゴリがあるのさえ知らなかった。その2ヶ月後、自分がCANDyやSEVENTEENを持ってレジに並ぶとは。
この手の雑誌はヤバイぞ。買うのが恥ずかしい本がこの年になってまだこの世にあるとは思わなかった。私なんか「漫画エロトピア」だって「団鬼六・貴夫人被虐開股台」だって堂々とレジに持って行ける*2。だが、CANDyはいかん。SEVENTEENは恥ずかしいぞ。レジが混んでたら身の破滅だ*3。事前に書棚とレジまでの最短距離を調べ、CANDyを手に取ったらレジまでダッシュ*4。しかもCANDyはコンビニには売っていない。当時、私が住んでいた土地で確実に置いてあるのはスーパーLIFEの2階だ。悪いことに、このレジには靴下や洗剤を買いに来たおばさん、鉛筆や画用紙を買いに来た小学生も並ぶ。購入場所としては最悪のポイントだ。さらにCANDyはポーチとかの付録つきだ。おじさんがこんなものをもらってどういうTPOで使えばいいのだ。「人気コスメグッズでメイク見くらべBOOK」を読んでなにを参考にすればいいのだ。
そんな話はどうでも良い。この小松彩夏のセーラーVの可愛かったこと、凛々しかったこと、この1年は素晴らしいものになると確信した瞬間である。いきなり度肝を抜かれたこのシーン、堂々の名場面第1号である。さらにセリフがなかったのも大きなプラスポイントだ*5
(つづく)久しぶりのセーラームーンネタでノってきたところですが、明日から仙台と札幌に出張なので次の更新は週末です。飛行機の中で残りの9個を考えときます。あ、ハンドルネームバトンも書かなくっちゃ。

*1:この時点ではモデルの小松彩夏です

*2:自慢することか

*3:そう思うなら買わなければいいのに

*4:よけいに恥ずかしいと思うぞ、いま考えると

*5:どういう意味だ