私はこのグループが好きなのである。地味だが奇をてらわずに真面目に音楽をやっている姿勢が美しい。はるか昔、「フォーク」と呼ばれるジャンルがあったころはこういうグループはごろごろしていた。いや、それがその時代のスタイルであり、それを守り通すことが勲章だったのだ。彼らの屍の上にニューミュージックの担い手たちが疾走し、現在のJ-POPにつながるわけである。GARNET CROWのメジャーデビュー曲*1となる「Mysterious Eyes」を聞いたとき、私はノスタルジーさえ感じた。今後も紅白歌合戦やレコード大賞には縁がないと思うが、息長く活動して欲しいと思う。思うのだが、彼らのCDを買ったのはこれが初めての私である*2。