北海道はいま(中編)

さて、北海道がどういうことになっているかわかったものではない。それなりの装備が必要なことは言うまでもない。かと言って、除雪車犬ぞりなどをそろえる時間もないので*1、札幌に住んでいたときに買った雪道用の靴を履いていくことにした。それが写真の靴である。靴底がゴムで、どの方向にもグリップ力が働くように溝が掘られている。ちょうどスノータイヤ、スタッドレスタイヤと同じだ。これは北海道のローカル企業が作っているわけではなく、REGALなどのブランド製も冬の北海道で売られている靴はすべてこの手の靴底になっている。北海道に行く機会があったら、おみやげに一足買われてはいかがだろうか。当然、女性用のハイヒールも靴底は雪道仕様だ。
札幌に行くのは夕方の便なので、昼間は都内の会社でいつもどおり仕事をする。

     「む、むれる...」

靴底だけでなく、靴自体も高い機密性と保温性があるので東京で履くものではない。前言を撤回する。おみやげは六花亭のレーズンバターサンドだけにして、雪道用の靴は買わない方がいい。
(つづく)

*1:時間があってもそろえるのは無理なのだが