海底軍艦

先日、ラジコン潜水艦の感想を書いたとき、自分で「海底軍艦」と書いておいてまだ見たことが無いのに気が付いた。さっそく借りてきて視聴。

     古い...いかにしても古い

なにしろ1963年に公開された映画、東京オリンピック東海道新幹線より前だ。私だってこのころサラリーマンをやっていれば札幌・仙台の日帰り出張をする必要なんかなかったはずだ。コンピュータグラフィックスやデジタル合成なんかなかった時代だ。ミニチュアを作って動かす以外に表現方法がなかった時代だ。劇場版スタートレックでのエンタープライズ号のような重量感は望むべくもない。また、最後は敵をやっつけて即終了なのももの足りない。が、当時の子供向けの映画やテレビ番組はこんなものだったのだろう。
その点は40年以上前に作られたものということで目をつぶり感想を述べる。まずは設定がいい。帝国海軍の生き残りが大日本帝国の再興をために建造したのである。私はこの手の歴史秘話物が好きだ。また、海底軍艦が発進するのに第1ゲートから第2ゲートに移送。第1ゲートが閉じて注水、第2ゲートが開いて発進。このシーケンスが楽しい。惜しいのは水面に浮かぶと同時に空中に浮き上がってしまうことだ。ここはただの潜水艦に見せかけて、ピンチのときに「実は飛べるのよ」として欲しかった。
設定はこのまま脚本・福井晴敏でリメイクをして欲しいものだ。その際はムー帝国の女皇帝は北川景子でお願いしたい。神宮司大佐の娘は安座間美優。ちょっとイメージが違うが名前が神宮司真琴だから「まこと」つながりで。