夏休みDVDまつり(その3)

2週間あいてしまったがDVDまつりの続きである。
富江 BEGINNING】*1富江役の人、どこかで観たことあるぞ。そうか、お蝶夫人か。富江にかかわる男は全員が富江に狂わなければならないので、歴代の富江役ではいちばんいいぞ。私は菅野美穂では狂えないが松本莉緒ならOKだ*2
さて、シリーズ物のホラー映画には致命的な弱点がある。たしかに幽霊や怪物は怖い。また残虐な殺人も怖い。だが、もっとも怖いのは何が怖いのかわからないことから来る「未知の怖さ」だ。奇怪な現象や人が死ぬことの原因、自分たちを襲う相手の正体、これらがわからないことに真の怖さ、不気味さがある。ところがシリーズ物、それも悪役や怪物を主人公にしたシリーズ物は、はじめから正体がわかっているので「未知の怖さ」は無い。「13日の金曜日」は1作目と2作目はホラー映画なのだが、3作目以降は「怪物映画」なのだ。「ハロウィン」「エルム街の悪夢」「呪怨」も同様。その点で富江にも未知の怖さはない。しかもこの物語はあらすじさえ最初から予想が付く。その上で楽しめるだけの意外性やインパクトがあるかというと疑問だ。星一つのところだが松本莉緒が可愛いので★★★*3

*1:しかしB級映画ばかり観てるな。もっとまともな映画はいくらでもあるだろうに

*2:なにがOKなんだか

*3:結局、私の評点は映画そのものの出来は関係ないのね