「亜美ちゃんはそんなんじゃないって、ほんとに優しすぎるんだよ」

ほんとに世知がない世の中になったものだ。どんどん喫煙者は肩身が狭くなってくる。私の会社がある地域などは街全体が禁煙だ。まこちゃん、言ったってくれ。

     ふざけんな!

そもそも煙草を買うごとに搾取される法外な税金により我々喫煙者は社会にたいへんな貢献をしているはずだ。どうせ長生きはできないだろうから、日本の高齢化問題の解決にも貢献しているぞ。そんな喫煙者を大きな愛で包んでくれるところ、それは北の大地、北海道だ。
なにしろ喫煙率日本一の地域だから、どこに行っても灰皿があるぞ。上はハリストス正教会、右下はトラピスチヌス修道院、神様だって許してくださる。教会が密集する元町エリアなどは、いまどき道路に50mおきに灰皿が置いてある。左下は観光名所の金森倉庫。ここも全部の出入り口に灰皿完備だ。喫茶店やレストランはほとんどの店がぜんぶ喫煙席だ。世のヘビースモーカー達よ、北海道に移住せよ。ただし冬は寒いぞ、仕事は無いぞ。