ヤングサンデーを買ってみた(その2)

昨日、ヤングサンデーがつまらないと言い切った私だが、けっしてマンガ嫌いなのではない。むしろ大好きである。マンガそしてその拡張版であるアニメこそ日本が唯一、世界に誇れる「ソフトウェア」である。まさに日本を代表する文化だ。海外で、川端康成大江健三郎を読んだ人に比べて、ドラボンボールやセーラームーンを読んだり見た人の数は数千倍いや数万倍に達するであろう。海外の人は外務省が作った日本の紹介パンフを見たことはなくとも、ドラエモンやセーラームーンを見て日本人の生活を知っているのだ。反日運動を繰り広げる中国でも、子供は海賊版クレヨンしんちゃんのDVDを見て育っている*1
私は電車の中でマンガを読むことにまったく抵抗がない。数年前までの私が買っていた漫画雑誌はビッグコミック・同オリジナル・同スピリッツ・同スペリオール漫画アクションヤングジャンプ・コミックモーニング・アフタヌーン等々。最近これらのマンガ雑誌を読まなくなったのは、別に私が高尚な人間になったからではない。年とともに根気が無くなったからだ。よく「最近の若者はマンガしか読まない」とオヤジが言うが*2、そういうオヤジは新聞しか読んでなかったりする。たまに読んでもビジネス書だ。私の経験では右脳の根気が必要とされる読み物は

     小説*3>マンガ>専門書*4>エッセイ>ビジネス書>実用書>日経新聞>スポーツ新聞

だ。月野うさぎの天真爛漫さに癒やされることもなく、友達がいない水野亜美に心を痛めることもなく、仲間が恐い火野レイを守ってあげたいと思うこともなく、愛野美奈子の死に涙することもない日本の哀れなオヤジたちよ*5日経新聞を捨ててマンガを読め!*6
(つづく)*7

*1:同僚の中国人談

*2:お前も立派なオヤジだろ

*3:日経新聞に連載されていた渡辺淳一のエロ小説を除く

*4:自分の仕事に関係のないもの。専門外の専門書

*5:だからお前もオヤジだって

*6:わざとだよね、わざと一人忘れてるよね

*7:で、小松彩夏のDVDはどうなったの?