昨日、ヤングサンデーがつまらないと言い切った私だが、けっしてマンガ嫌いなのではない。むしろ大好きである。マンガそしてその拡張版であるアニメこそ日本が唯一、世界に誇れる「ソフトウェア」である。まさに日本を代表する文化だ。海外で、川端康成や大江健三郎を読んだ人に比べて、ドラボンボールやセーラームーンを読んだり見た人の数は数千倍いや数万倍に達するであろう。海外の人は外務省が作った日本の紹介パンフを見たことはなくとも、ドラエモンやセーラームーンを見て日本人の生活を知っているのだ。反日運動を繰り広げる中国でも、子供は海賊版のクレヨンしんちゃんのDVDを見て育っている*1。
私は電車の中でマンガを読むことにまったく抵抗がない。数年前までの私が買っていた漫画雑誌はビッグコミック・同オリジナル・同スピリッツ・同スペリオール・漫画アクション・ヤングジャンプ・コミックモーニング・アフタヌーン等々。最近これらのマンガ雑誌を読まなくなったのは、別に私が高尚な人間になったからではない。年とともに根気が無くなったからだ。よく「最近の若者はマンガしか読まない」とオヤジが言うが*2、そういうオヤジは新聞しか読んでなかったりする。たまに読んでもビジネス書だ。私の経験では右脳の根気が必要とされる読み物は