プリンセス・セーラームーン(以下、Pムーン)登場のシーン31は、特別にマーズがフーチャーされている印象はなかったが、台本を読むと「マーズ達」という表現以外にも四戦士中、単独のセリフや動きがあるのはマーズだけである。(「*」が付いているセリフは放送ではカット)
【シーン31】草原
その時、衛の後方に、セーラームーン、マーズ、ジュピター、 マーキュリー、猫ルナが駆けつける。
しかし、ベリルの姿に「!」と立ち止まる。
*マーズ「クイン・ベリル・・・」
(中略)
さらにヴィーナスとアルテミスが来る。
チラッと見るマーズ。
(中略)
ベリル「エンディミオン、前世の昔からお前を思っていた。お前だけを」
ムーン「!」
マーズ「前世・・・」
(中略)
強いエネルギー波に、ベリルも後じさり、他は耐えきれず身を低くしたり伏せて堪える。
衛「うさぎ・・・?」
*マーズ「何なの・・・?」 (中略)
同時にセーラームーンの盾になった四戦士達が弾かれて倒れる。
マーズ達「きゃあ!」
セーラームーン「みんな!」
セーラームーンが膝をついてマーズ達を見る。
ざっとこんな具合である。火野レイはact36において、前世の運命に殉じようとする美奈子と前世の権化であるPムーンと遭遇し、それがきっかけになって反前世派の役割を担うのである。ただし放送を観る限りではそんな気はしない。
(つづく)