検証・これが実写版の台本だ!−act36(その3)

プリンセス・セーラームーン(以下、Pムーン)登場のシーン31は、特別にマーズがフーチャーされている印象はなかったが、台本を読むと「マーズ達」という表現以外にも四戦士中、単独のセリフや動きがあるのはマーズだけである。(「*」が付いているセリフは放送ではカット)

【シーン31】草原

その時、衛の後方に、セーラームーン、マーズ、ジュピター、 マーキュリー、猫ルナが駆けつける。

しかし、ベリルの姿に「!」と立ち止まる。

*マーズ「クイン・ベリル・・・」

(中略)

さらにヴィーナスとアルテミスが来る。

チラッと見るマーズ。

(中略)

ベリル「エンディミオン、前世の昔からお前を思っていた。お前だけを」

ムーン「!」

マーズ「前世・・・」

(中略)

強いエネルギー波に、ベリルも後じさり、他は耐えきれず身を低くしたり伏せて堪える。

衛「うさぎ・・・?」

*マーズ「何なの・・・?」 (中略)

同時にセーラームーンの盾になった四戦士達が弾かれて倒れる。

マーズ達「きゃあ!」

セーラームーン「みんな!」

セーラームーンが膝をついてマーズ達を見る。

ざっとこんな具合である。火野レイはact36において、前世の運命に殉じようとする美奈子と前世の権化であるPムーンと遭遇し、それがきっかけになって反前世派の役割を担うのである。ただし放送を観る限りではそんな気はしない。
(つづく)