スキー場の謎(後編)

さて、2日間に渡って紹介した北海道の市民スキー場だが、残念ながら、近年のスキー人口の減少でどこも経営は苦しいようだ。存続が毎年危ぶまれているスキー場もある。いくら空いてるからと行って、ニセコ富良野のような巨大なスキー場があるのに、わざわざ回りにホテルも温泉も無い市民スキー場に来る観光客はいないだろう。北海道民だって年に1、2回しかスキーに行かないなら大きいスキー場に行きたい。だが、長野オリンピックの金メダリストがスキーを覚えたのは市民スキー場なのだ。明日の里谷多英が、明日の原田雅彦が、この週末も市民スキー場で汗を流しているはずである*1
ちなみに里谷多英が子供の時に練習をしていたテイネハイランドの「北かべコース」は、下から見るとただの「壁」に見える。おまけに樹木とコブが満載。腕に、いや足に自信があるスキーヤーは是非トライして欲しい。私はまっぴらだ。

*1:ほとんどのスキー場はゴールデンウィークまで営業している