（その11）で書いた病院でのミニライブ、火野レイは1コーラスを歌い切ってない。「神様なんていない」とサビの部分で切れている。この先はカラオケクラウンでの練習と脳内でつなげて初めて1コーラスになるのである。大量カットのact23なので、これはしかたないのだろう。むしろ賢明な措置なのかもしれない。これが、女の子の可愛いシーンをもったいなくてカットできない舞原監督なら、ダークキングダムのシーンをカットしてでも最後まで歌わせただろう。いや、カラオケクラウンで1コーラス、病院でフルコーラスになったかもしれない。尺をかせぐために冒頭の衛のマンションのシーンで、画面の下にタイトルロールを流すとか。それでも足りなくて初のCMカットという暴挙（快挙？）に出たかもしれない。
さて、廊下を堂々と歩く妖魔のシーンに続いて、美奈子の病室。点滴を打って寝ている美奈子をアルテミスが起こす。鬼だ、猫だ、ぬいぐるみだ。
(07:49)「ミーナスパワー」
2度目のヴィーナス変身バンク。ありゃりゃ、モデル歩きの部分をカットかよ、あそこが好きなのに。妖魔を追いかけるはずが、妖魔に追いかけられているヴィーナス*1。振り返って「びーなすびーむ」発射、だが軽く弾かれる*2。顔をしかめるヴィーナス。これは、「びーなすびーむ」の威力が半減するほど病気が進行していることを嘆いているのか、妖魔が強いことに驚いているのか不明。前者だったら悲しい。
(07:49)「ムーンプリズムパー」
うさぎが現われて変身。二人で妖魔を追いかける。ここでも妖魔に追いかけられているのか確認してしまった。だいじょうぶ、追いかけている。ロビーで決戦。私は佐藤監督回の戦闘シーンがけっこう好きだ*3。ムーンとヴィーナスの同時攻撃。空中回転するヴィーナス、ビデオの一時停止やスロー再生は心臓に悪いから禁止だ。USOジャパンの心霊ビデオ並みの怖い顔が映るぞ。爆発する妖魔。あとには緑色のスライムが。時刻は7時51分。いよいよセーラーマーズの登場だ。
（つづく）
