秋の映画まつり

ブレードランナー」はいつでも観に行ける。TOHOシネマズではやってないマイナーな映画を3本観てきたよ。
     
アン・ハサウェイ主演の怪獣映画なら観に行かないとダメでしょ。10時30分の回なのに満員。この映画、きょうが封切りか。それの1回目。アン・ハサウェイの舞台挨拶はあるのか?*1 主人公は敏腕のライターだったがちょっとした失敗でクビになり、次の職も探さず酒浸りの毎日。同居する恋人も呆れかえってアパートを追い出される。失意のまま故郷に帰り、幼なじみのバーでアルバイトをする。そのころソウルに怪獣が現われ街が破壊されたというニュースが飛び込んでくる。その映像を見ているうちに、その怪獣は自分の動きにシンクロしていることに気づく...低予算のおバカ映画なのだが、最後のカタルシスが見事。しかし、アン・ハサウェイはよくこんな映画に出たな。


     
台湾でベストセラーになった絵本の実写映画化だそうだ。これも単館上映なのでほぼ満員。年配の人ばかりだったぞ。私も年配だけどな。両親が不仲で離婚寸前の少女。クラスで浮いている転校生と仲良くなる。彼もまた暴力的な父親から、母親と二人で逃避行を続けている。両親の離婚が決まり、少年も居場所が父親に知られたために引っ越しをすることが決まった日、二人で家出をして彼女の死んだお祖父さんの家まで旅をする。目的はゴッホの「星空」に出てきたような美しい星空を見ること...主役の二人の純朴さがいい。あと日本とほとんど同じだがわずかに違っている台湾の街並みや田舎の景色もいい。細部が雑なのが残念だが、それもまた台湾映画。とくに後ろの方で、主人公の心の動きについていけないで観客が置いて行かれたような気になるのではないか。ラストがちょっと無理やりだがあれはあれで良いラスト。


     
ちょいと意味がわからなかったよ。劇中劇の方はいいのだが、主人公の実生活とか、あの小説によって主人公にどんな変化があったのかとか。3本一気見の3本目はいいかげん疲れているので、こういう映画は向いてなかった...

     

     

     

*1:ねえよ