残暑ビデオまつり「ザ・バニシング -消失-」「ヘンリー」

 ちょっとだけ涼しくなったので1日1本のペースで見た。

放課後ソーダ日和 特別版

放課後ソーダ日和 特別版

  • 発売日: 2019/06/14
  • メディア: Prime Video
 

 【1,200円】以前に映画館で観た異色作「少女邂逅」の監督が、映画の宣伝を兼ねてアップした短編動画をまとめたものらしい。最初と最後に「少女邂逅」の主演の二人が出てくる。特別に仲良しでもなかった同級生があるきっかけでクリームソーダ巡りをするお話。3人ともなんだかわからなくてクリームソーダを注文し、あまりのおいしさに感激する。この年頃の子はそうなのか? 私の年代だとタピオカミルクティーもフラペチーノもなかったから大人と喫茶店に入ったりデパートの大食堂だとクリームソーダくらいしか飲むものがなかったけどな。個性的な3人が良かったが、では金を払って映画館で観る映画かというと。

ザ・バニシング -消失-(字幕版)

ザ・バニシング -消失-(字幕版)

  • 発売日: 2019/12/11
  • メディア: Prime Video
 

 【1,500円】マニアの間では有名な映画らしい。制作から30年後の昨年に日本で初めて公開されたそうだ。ドライブ中に恋人が失踪する。行方を捜すこと3年、まったく手がかりがない。そんなとき犯人らしい人物から手紙が届く...さすがフランス映画だよ。これをハリウッドでリメイクしたらラストで主人公が逆転するか、悪くても相打ちになるはず。もう絶望しかないよ。しかし、犯人もそれほど賢くない。相手を意のままに操れるほどのカリスマ性もない。それ以上に主人公がバカなのだ。なんでついて行っちゃう、なんでそれ飲んじゃう、もうストレスが溜まりまくりでジエンド。いいかげんにしろ、フランス!

ヘンリー(字幕版)

ヘンリー(字幕版)

  • 発売日: 2019/06/12
  • メディア: Prime Video
 

 【1,200円】300人以上の女性を殺害した実在の殺人鬼をドキュメンタリータッチで描く、いまから30年くらい前の映画。この人の人生のある1か月くらいを切り取ったので、この人はなぜこうなったのかとか、この先はどうなるのかはわからない。殺す相手が苦しむ姿を見るのが好きとか血を見るのが好きなのではなく、息をするように人を殺していく。ここまで行くと、この人は何がおもしろくて殺人をしたのだろう?

なりゆきな魂、

なりゆきな魂、

  • 発売日: 2018/05/16
  • メディア: Prime Video
 

 【500円】最初が柄本明パート。これはこれでわかる。つぎにバス事故の話になる。最初の話とどう関連があるのかわからないまま進んでいく。心に傷を負った遺族が自分の思いを話すことで少しは癒やされるやつね。ちょっとした出来事があって、バスの出発の日に戻る。また事故が起こって今度は死亡者と遺族の一部が入れ替わっている。そうか、これはそういう話か。娘が死んでもう生きている張り合いがないと言っていたお母さんが今度は死ぬと、娘は花が死んでせいせいしたと。死んだ人は自分が死んだことさえわからないが、残された人はその人がいない毎日をずっと生きていくものな。と思ったら佐野史郎パートが始まってバス事故と全然関係ないし、内容もめちゃくちゃ。よくこんな映画にでたな。

死霊のえじき<HDニューマスター版>(字幕版)

死霊のえじき<HDニューマスター版>(字幕版)

  • 発売日: 2020/02/05
  • メディア: Prime Video
 

 【1,500円】ゾンビ3部作の3作目。ゾンビが大群になって襲ってくるのは最後だけで、そこまでは地下の研究所でゾンビ化を止める研究する主人公と、ゾンビを飼い慣らそうとするマッドサイエンティストと、どちらも良く思ってない軍隊の争い。これ、ふつうの映画として十分に面白い。最後に生き残るのは主人公ら弱いメンバーなんだよね。ゲームの理論で証明されているとおり。

ウィッチ・アンド・ドラゴン 秘密が見える少女(吹替版)
 

 【1,200円】変な映画ばかり見ちゃったから、最後は心が洗われるような映画が見たい。魔法使いとドラゴンが人間と同居している世界。主人公の少女は魔法使いの娘。とはいってもこの世界の魔女は相手の目を見ることでその人が隠している記憶や思いを知ることができる。さらにその人の悔いや道徳心を揺さぶり行動を変えさせることができる。クライマックスはなかなか壮大な展開になり、そうか、その手があったかと思ったのに、その後がいかん。なぜ話を小さくまとめてしまうの? ハッピーエンドではあるのだが、なぜそっちに着地しちゃう?