在宅ビデオまつり「エスケープ・ルーム」「サマー・オブ・84」

在宅ビデオまつりもそろそろ終わりだ。

エスケープ・ルーム (吹替版)

エスケープ・ルーム (吹替版)

  • 発売日: 2020/04/10
  • メディア: Prime Video
 

 【1,200円】ビルの一室に招待状で集められた6人の男女。主催者が現われず待っていると部屋が突然、熱くなる。部屋に隠されたメッセージからパズルを解くと脱出できる。やっと次の部屋に行くと今度は寒くなって、ついに犠牲者がでる。これは命を賭けた脱出ゲームだったのだ...自己犠牲による痛みを伴わない「SAW」。意外なラストが待っているが胸糞悪すぎる。

サマー・オブ・84(吹替版)

サマー・オブ・84(吹替版)

  • 発売日: 2019/11/20
  • メディア: Prime Video
 

 【1,200円】子どもの誘拐事件が続いている町。主人公の少年は隣に住む一人暮らしの警察官の家に見知らぬ子どもがいるのを目撃してしまう。あの人が犯人だ。仲間3人と証拠をつかむための冒険が始まる...いわばダークな「スタンド・バイ・ミー」。でもさ、ふつうこういう話は主人公の仲間たちが死なないだろ、殺されないだろ。なんでだよ!

無限ファンデーション [DVD]

無限ファンデーション [DVD]

  • 発売日: 2020/03/04
  • メディア: DVD
 

 【1,000円】南沙良ちゃん主演の映画。DVDを買っちゃったよ。過去に見た映画ほどではないが本作でも沙良ちゃんはちょっと屈折した孤独な高校生。服のデザインをしたりそれを縫うのが好き。それを目にした演劇部の生徒から劇の衣装を頼まれる。それがきっかけで演劇部の活動に参加する。そして部員たちの争いにも...即興劇ということだ。簡単なあらすじだけ渡されセリフはその場で役者が自分で考える。それが成功したのかしてないのかよくわからなかった

少女生贄

少女生贄

  • メディア: Prime Video
 

 【1,000円】ポスターのインパクトだけで見てしまった。「ンボボボボボ」って。誘われてある田舎町に引っ越してきた神父一家。無駄にムチムチしている2人の娘と年の離れた弟。この町はなにかおかしい、と気がついたときはもう手遅れ。「ンボボボボボ」から逃れられない。姉がとにかくバカ。弟の忠告どおりに逃げれば良かったのにぐずぐずしてるから弟が犠牲になって。

ジングルベル(字幕版)

ジングルベル(字幕版)

  • 発売日: 2020/05/22
  • メディア: Prime Video
 

  【1,000円】買い手がつかなくてうち捨てられた裁判所の建物。そこで20人くらいのホームレスが暮らしている。そこに正体不明、狂っていることだけは判明している3人組が途中で奪ったサンタクロースの衣装を着て襲ってくる。みんなが特技を生かし力を合わせて殺人鬼をやっつける、という話にはならなくてひたすら殺される。3人ともすごく強いというわけではないのに、ホームレスたちは協力するということをまったくしない。そりゃ勝てないよ。

空(カラ)の味

空(カラ)の味

  • 発売日: 2020/05/06
  • メディア: Prime Video
 

 【1,500円】高校生の主人公は摂食障害になってしまう。なんのきっかけもないのに。監督の体験談ということなので、そういうケースがあるのだろう。彼女が医者に行くまでの1時間15分までがひたすら観るのが苦しい。家族もどう接してよいかわからず彼女を傷つけてしまう。そんな彼女も家族とどう向きあえば良いのかわからず傷つけてしまう負のスパイラル。何も言えずただ泣く兄、わかるぞー。あるきっかけで医者に行くことを決心した主人公、医院のビルの1階で水商売の陽気な女性と会う。なんとなく自分のことをその女性に話す主人公。彼女は主人公に何も諭さず、良いも悪いもなくただただ話を聞いて、どんなに変でもそれが主人公だよと受け入れてくれる。一緒に買い物をしたり食事をしたり、その女性と会っているうちに快方に向かっていく。精神科医との会話。「どうですか、少しは眠れるようになりましたか?」「私は学校とか部活とか自分が失ったものばかり数えてました。でも最近はそれでも残っているもの、それでも手に入れることができたものがわかるようになりました」「そうですか。薬を減らしてみますか」と。学校に行ける日も近くなったころ、だがその女性と悲しい別れが待っていた...このポスターではわからないが主人公の堀春菜ちゃんが素朴で可愛い。

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北川景子芳根京子みたいに「オレはブレイクする前から知ってたんだぜ、エヘン」と言ってみたいぞ。

バッド・ガール(字幕版)

バッド・ガール(字幕版)

  • メディア: Prime Video
 

【800円】 外国映画によくある男にひどい目に遭わされた女性の復讐物語かと思った。実際そうには違いないのだが男たちが弱すぎる。復讐が簡単すぎる。やっぱ拳銃は良くないよ。簡単に人が殺せちゃうもの。しかしあれだけ殺して、死体も証拠も残しまくりなのになぜ捜査がされない、逮捕されない?

見栄を張る

見栄を張る

  • 発売日: 2020/04/03
  • メディア: Prime Video
 

 【1,500円】売れない女優の主人公。いや女優と言えないくらい売れてない。映画はオーディションから始まるが泣く演技がまったくできてない。その割に見栄っ張りなので友人には嘘をついている。そんなのテレビや映画でまったく見かけないのでバレるだろうに。唯一の家族である姉が急死したため田舎に帰る。姉は「泣き屋」をやっていたと初めて知る。自分は女優だからそんなの簡単にできるだろうと事務所の社長と葬式に行くがダメ出し...本当にダメダメな主人公、しかも暗いのでいまいち感情移入ができない。後半、いろいろあって少しずつ彼女が変わっていく。結局、主人公は自分が信頼や尊敬ができる、いわばロールモデルの大人に会わないまま20代後半になってしまったのだと思う。他人の気持ちに自分の心を寄り添わせること、感謝をすること、それがわかった彼女が本当の涙を流すことでハッピーエンドの終わり方では無い映画のその先の未来を感じることができる。でもそれがエンドロールって遅いよ。