森絵都の名作「カラフル」がタイで映画化されただと？！ これは見に行くしかないだろ。べつにバンコクに見に行くわけではない、新宿武蔵野館に行けばいいだけの話だ。入口でビールを配ってたよ。この映画を見る人にタイのビールをプレゼントってか。さて映画だが、全体の流れは原作を踏襲しているものの細部は完全なオリジナル。中盤の冗長感とクライマックスのわかりにくさが残念だったかな。2時間16分の長い映画だったが、中盤を整理して2時間に収めるとちょうど良くなったと思う。べつに私はタイ映画を揶揄しているわけではなくて、これは監督の経験値の問題であり、日本のミニシアター系の映画も冗長性と物語の畳み方に難があるのは同じ。むしろこの残念さはクセになる。これもまたミニシアター系の映画の醍醐味。それを前提に見ればなかなかの完成度の映画。なによりこの映画、ヒロインの可愛さが半端ない。
こういう素朴で可愛い子って、日本映画はもとより、韓国、台湾、中国の映画でもなかなか出ないよ。公式サイトで調べたらチャープラン・アーリークンという、とても人名とは思えないような名前の人でAKBのタイ版であるBNK48にいる人なんだな。
1996年5月2日、タイ・ソンクラー県ハジャイ生まれ。タイを拠点に活動する女性アイドル。グループBNK48のキャプテンを務め、2019年1月に開催された第1回BNK48選抜総選挙で大差をつけて1位を獲得した。2018年5月に行われたAKB48の53rdシングル世界選抜総選挙では39位に食い込む大健闘を見せた。国民的アイドルとして活躍する傍ら、タイ最難関の国立マヒドン大学国際学部で化学を学び、研究助手として論文を共同発表した一面も持つ
もう才女と呼ぶのが失礼なくらいの逸材。騙されて日本になんか来ないでずっとタイで活動するべきだ。
