残暑のビデオまつり「MEATBALL MACHINE」「BUYBUST」「坂道のアポロン」

   f:id:M14:20190929214923j:plain 150円

C級スプラッタムービー。これ、完全に高橋一生黒歴史。もし握手会とかあったら耳元で「ミートボールマシン見ました」と囁いてみてくれ。そのとき「あはは、メチャメチャな映画でしたね。でもああいった作品の一つ一つがあっていまのボクがあるんです」と言ったら彼は本物だ。でも「その名前を出すな!」とグーパンチをされたとしても彼の品格は少しも落ちることがないくらいの映画だ。高橋一生の大ファンで、高橋一生のすべてを知りたい!という人はぜひ見てくれ。以前に紹介したが斎藤工も売れないころC級スプラッタムービーに出てたよね。でも斎藤工はチョイ役、これは主役。主役になると逆に恥ずかしい映画もある。

 

   f:id:M14:20190929214918j:plain 1,500円

フィリピン産のアクション映画。麻薬王を追ってスラム街に侵入した警察の特殊部隊。だがそれは罠でギャングとスラム街の住人が襲ってくる。このスラム街というのが木造の掘っ立て小屋が幅1メートルもない通路を挟んで迷路のように密集している。相手はさほど強くないが家の中、屋根の上、あとからあとから湧き出てくる。さすがの特殊部隊も弾が尽きて、一人一人と倒されていく。これとよく似た映画がタイトルは忘れたがインドネシアの映画、あとアメリカの「ジャッジ・ドレッド」。この2作に比べると主人公(ポスターの女性)は武道の達人でもなく強力な武器も持ってない。ただただ意思の力だけで敵を突破していく。主人公のキャラが薄いというか、もう少し魅力的に描けていたらなかなかの良作だったと思う。

 

   f:id:M14:20190929214915j:plain 1,600円

親がいなくて引き取られた家庭に居場所がない孤独な少年がジャズを通じて友情を育む物語。原作は有名なコミックらしい。主役の知念くんの下手くそさに慣れるのに30分くらいかかるが、いったん慣れてしまえばなかなかの佳作。2時間の中にきれいにまとまっていた。この映画で特筆すべき点は

怖くない小松菜奈

あとは

小松菜奈の水着

ただ、時代が1960年代後半なのでビキニではない。ダサいセパレート。クライマックスの学園祭、3人が離れ離れになる原因になった出来事、ラスト、どれもあざとい筋書きだが、たまにはこんな映画で心の洗濯をしてくれ。これはヒロインである小松菜奈の濃さがなければまとまらなかった映画。