残暑のビデオまつり

8月後半は暑すぎてビデオを観る気もなかなか起きなかったよ。
      1,200円
ちょっと予想と違った。曰くありげなナースがいて、その人にセクハラやパワハラをすると超自然的な力で殺されていく話だと思ってた。実際はトゥームレイダーみたいな強そうなナース。子どものころ母親に隠れて家で浮気をしていた父親を殺してしまった。その記憶が蘇り、浮気をする男性が許せない。まったく超自然的なところはなくて、このナース強すぎ。最後は病院の中で大暴れ、もう浮気に関係なく病院スタッフだろうが患者だろうが関係なく殺し回る。つうか、警察弱すぎだろう。


      1,500円
白石晃士監督にしてはすごくまともな映画。いや、ストーリーとか登場人物はまともではないのだが、いつもはストーリーが弾けすぎて訳わかんなくなるのが、最後まできれいにまとまっている。なんだ、やればできるじゃないか。でも物足りない。


      1,800円
伊藤淳史演じる主人公は小説家。華々しくデビューしたもののアイデアが枯れてしまいまったく書けない。担当の編集者である忽那汐里も厳しいことは言うが主人公の作品が好きでなんとか再起して欲しいと思っている。気分転換に都会のマンションを引き払って田舎の一軒家に引っ越すがあいかわらず書けない。ある日、猫が庭に入ってきて、なんとか仲良くなりたい主人公はペットショップの主人・木村多江に相談をする。スマホのゲームが原案になっている映画だが、主人公の努力の成果でどんどん猫が増えてきて、猫が遊ぶオモチャも増えてきて庭だけでは足りずに1階も猫の遊び場になる。私だったら耐えられないよ。この映画、伊藤淳史忽那汐里の二人の長い会話が多くて、話をする二人を中心にカメラが回り交互に顔を写す。このシーンを退屈にしないだけの演技力が必要で、伊藤淳史はいつもの安定ぶりだが、すっかり大人になった忽那汐里もいい演技をしている。もっと売れてもいいのだがなあ。