小池里奈「もうお酒も飲めるし戦士の会に誘って欲しい」

さあ、気を取り直して里奈ちゃんが出演した「フラガールと犬のチョコ」だ。主役は保険のCMの人だ。
     
この人、映画の主演もやったよね。
     
せっかく主役だったのに、この映画は「クロユリ団地」と並んで私の生涯のワースト映画のツートップだ。里奈ちゃんは保険の人の同期。
     
話は被災したハワイアンズが営業を再開するまでの物語。それに重ねて家が立ち入り禁止区域になってしまった主人公一家がペットの犬を置いていかなければならなかった苦しみ。立ち直ろうとしている福島県に対する県外者の偏見。山岡が一日だけ福島県に行っただけで鼻血を出したならフラガールズは全員出血多量で死んでいるよ。
里奈ちゃんは主人公を含めて4人の同期入社の一人なので一緒に練習したりステージに立ったり、ハワイアンズが閉鎖されている間は全国を巡業した。
     
踊っているシーンは多いのだがキャラ設定がされていない役なので登場シーンは多いのだが保険の人の背景になってしまっている。これってダンスの練習は保険の人と同じだけやったのに印象に残らないという実に費用対効果が悪い役だ。だがドラマ自体は悪くなかった。実話がもとになっておりエンドロールで物語の主人公の本人の写真や、犬の写真が出てきた。この犬はタフだぞ。地震があった日の翌日に理由も告げられずに避難を命じられたので、一晩くらいで帰れるものと思い犬は小屋に鎖でつなぎっぱなしで出てきた。避難所に着いたら30km圏内の立ち入り禁止を命じられて家に帰れない。つぎに5時間だけ帰宅が許されたのが1ヶ月後。犬小屋から半径2mくらいしか移動できないのにこの犬は生きてたよ。犬って家族の一員という意識が強いから置き去りにされると人間と同じくらいに悲しむそうだよ。
そういった日常では経験しない出来事がつぎつぎと出てくるので最後まで飽きずに見られた。テレビ東京は単発ドラマはけっこういいものを作るんだよな。だが連続ドラマになると制作費とノウハウがないのがどうしても露呈してしまう。あとテレビ東京のドラマを見る楽しみが「おおお、この人ひさしぶりに見た」という人が出てくることだ。今回は
     
♪四月になればここへ来て〜卒業写真めくるのよ〜♪ の菊池桃子はダンスの先生役。主役が星屑なので、バーターで
     
主人公の姉役の佐藤めぐみ。この人、北川景子のバーターで映画「花のあと」にも出てたね。あとはこの人。
     
エンドクレジットを見るまでわからなかったが、ボックスのサイトで沢井美優を探すと
     
沢井美優相武紗季の間に立ちはだかって「ここは通さないよ。私を倒してから行きな」と言ってる人がいるでしょ*1。その上野なつひ。名前だけは10年前から知っていたがテレビで初めて見たよ。いや、見ていたのかもしれない。というわけで、里奈ちゃんのセリフはあまりなかったが腰の動きだけは堪能できた2時間であった。

*1:言ってない言ってない