師走のビデオまつり「テール」「光」

      500円
高校生が学園祭向けに作った映画か! 全編が血しぶきだが、ここまであり得ねえ〜設定だと陰惨な感じもしない。主人公やライバルなど主役・脇役クラスはどんな攻撃を受けても軽傷(笑)


      1,500円
ポスターからして、おまえはエロを期待して鑑賞しただろ? そうだよ、悪かったな。ノルウェー製のホラーというよりダークファンタジー。変死体が見つかった家を捜索する二人の監察官。地下にあった研究室で監禁されている女性を発見する。言葉をしゃべれず意思もうまく通じない。同時に家のまわりの森では不可解な動きが...全体的にすごく独特な雰囲気。これ、嫌いじゃない。最後、絶体絶命のピンチに陥った二人だが、そこから先がこの手の映画では珍しくハッピーエンド。予想しなかったほどのハッピーエンド。たしかこの女性にパンをあげただけだよね。義理堅すぎるぞ、しっぽ!


      1,200円
上映館が少なすぎて時間が合わなかった映画。この半年後に同じタイトルの別の映画が公開されている。本作は、目の病気で日に日に視野が狭くなって失明が時間の問題のカメラマンに永瀬正敏聴覚障害者向けに映画の音声ガイドを作っている女性に水崎綾女水崎綾女って小松彩夏の友だちじゃなかったかな。良かったじゃ無いか。生涯に一本、自分の代表作と呼べる作品があるかどうか。この映画、傑作とは言わないけど彼女の代表作になったんじゃないか? 小松彩夏はいまのところゾンビだが、なんとかあれを更新したいところだ。


      500円
中学生が文化祭向けに作った映画か! 基本のプロットは悪くない。なぜか奇怪な現象が起こる岸部町を舞台にその謎を解く高校生。いくつかのエピソードがまとまって最初に戻り、意外とホロリとさせるラスト。だが、登場する高校生も大人も全員が下手くそ。伏線の見せ方が下手な脚本。凝った映像を撮ろうとして技術が追いついていない監督。最後の方で出てくるヒロインの子ども時代の子役だけが良い演技をして、逆に浮いているという。監督、脚本、俳優を総入れ替えでリメイクしたらけっこう良い映画になると思う。